志望校リスト作成のポイント

こんにちは!

先日の記事で時間に余裕のある #お家時間 でできることの一環として志望校リストの作成を挙げました。

(志望校リスト作成以外にも様々な活動を紹介しているので、是非読んでくださいね!ここをクリックすると#お家時間についての記事に飛びます)

今日は志望校リストの重要性と作る際のポイントをまとめています!

私が受験した際のリストも例として公開しているので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

 

 

志望校リストとは?

初めてこの単語を目にする方も多いと思います。

College List を私が勝手に直訳したのが「志望校リスト」です。

ちなみにGoogleで検索してみても、それらしき単語が使われているページは見当たりませんでした笑笑

 

「志望校リスト」とは志望校を順位付けした上で、自分にとって重要なことをまとめたリストです。

いまいち分からなかった方もいると思うので、私が学部受験をした際に作ったリストを再現したものを載せておきます。

 

本当はもっと長くて色々書き込んでましたが、再現に時間がかかりそう+個人情報保護のため、今回はこの10分クォリティでお許しください。

いつか自分の受験情報を全て公開したいと思っているので、その際は本物の志望校リストを公開するはずです。

f:id:harvardgokaku:20200502203738p:plain

 なんとなくイメージできたでしょうか?

 

志望校リストの重要性

効率的な出願準備には必須

先日の記事で、アメリカの入試形態について解説した通り(クリックすると記事に飛びます)アメリカの大学受験は何校にも出願できます。*1

これはアメリカの大学受験の特徴の一つです。

逆に、イギリスではUCasを使った場合5校までしか出願できず、オックスフォードとケンブリッジ両方には出願できないとか...

国ごとに出願法が大きく違うので、しっかりと調べてくださいね!

 

早期出願を除くと、ほぼ全ての大学の出願日と合格発表日は同じなので、早いうちから志望校を決め、共通願書とエッセイを準備しなければいけません。

 

同時進行で様々なタスクをこなすことが求められるため、早くて9月には、遅くとも10月には志望校リストが完成し、見通しを建てていきましょう。

 

大学選びにも効果を発揮

早期出願の合格発表日はクリスマス前、通常出願の 合格発表日は3月末です。

National Decision Day と呼ばれる入学確約書の締め切り日が5月1日なので、複数の大学に受かった場合は約1ヶ月ほどで次の4年間を過ごす場所を決めることになります。

 

THE大学ランキングで上から高い順に!という決め方も否定はしませんが、アイビーリーグについて紹介した記事(クリックすると飛びます)でも述べたように大学別に校風は大きく違います。

イェールは法律、プリンストンは数学や物理... 大学によって得意分野は大きく違います。

もっと言えば大学ランキングのアイビーリーグの理数系は上位になりがちですが、それは資金力により大学院での研究が進んでいるだけのことが多く、生徒への教育に定評があるか?というと別です。

それは就職でも同じで、学部卒のCalTechの工学生とYaleの工学生が応募してきた場合、大学名だけを見るとCalTechが有利になります。

 

校風や授業の特徴も大学ごとに大きく違うので、やはり自分だけの志望校リストを作った方が理想のキャンパスライフを実現しやすいはずです!

 

いざ!志望校リスト作成!

志望校リストがどれだけ重要かわかれば、いざ!作ってみよう!となった方も多いのではないでしょうか?

これから志望校リストを作る際のポイントを紹介します!

 

表計算ソフトを使おう

志望校リストの作成は、編集に手間が掛からず分かりやすい表計算ソフトで行うのがおすすめです。

自分はExcelを使っていましたが、Google Sheet、Numbersもいいですね!

 

ちゃんと項目を作ろう

大学名、キャンパス所在地、学費や奨学金、自分の夢が実現できそうか、大学のイメージ...

項目ごとに分けるところに志望校リストの意義はあるんです!

様々な項目を比較しながら、順位付けをしていきましょう。

必須の項目をまとめたので、参考にしてくださいね。

大学名

大学の正式名称

所在地

立地のよさやキャンパス周りの治安、天候など

難易度

大学の難易度         

目安として合格率が<20%が難関校、2050%は中堅校、50%以上は安全校です

学費

学費は払える額なのか?奨学金はもらえやすいのか?生活費も必ず考慮すること

教育

自分にあった教育システムなのか?(例リベラルアーツなど)

志望学部の評判は?   

校風

自分に合いそうな校風なのか?    

留学生へのサポートは手厚いのか?

入試

出願日、入試の特徴(スコア重視など)

その他

 

上に挙げたこと以外でも自分が重要だと思う項目を追加していきましょう!

 

志望校リストの使い方

志望校リストの使い方は人それぞれです。

 

単に大学についてまとめるだけでもいいですし、モチベーションを上げるために毎日表を通学電車で見ている後輩もいました。

私は出願進行表と書類管理表を兼ねていましたよ!

海外大受験は、願書関係の書類だけでも日本の一般入試の書類の量より遥かに多いですが、国外生(留学生)となるとビザ関係の書類も加わるため書類の管理が難しくなります。

把握が難しい書類の山の進行状況も表計算ソフトを利用すれば一目瞭然で簡単にアップデートできるなんて... テクノロジーの進歩はありがたいです。

 

受験まで1年以上ある場合は3ヶ月に1度ほど、1年を切ったら少なくとも1ヶ月に1度は志望校リストを見直しましょう。

私のように志望校リストと出願進行表を兼ねている場合は、9月になり募集要項とエッセイのお題が発表されると1週間に少なくとも1度、願書締め切り日1ヶ月を切ると毎日見ることになります。

 

早いうちに自分だけの志望校リストを作成し、自分なりの使い方ができるようになればいいですね!

 

おわりに

今日は志望校リストについてまとめました。

日本にいると大学は偏差値で綺麗にランキング化されているため、つい「上」がいいと思ってしまいがちですが、アメリカでは違います。

大学という大切な4年間を過ごすところだからこそ、ランキングという概念に囚われずに自分に本当に合っているコミュニティを選びたいですね!

迷っている場合はぜひTwitterのDMで相談してくださいね。

*1:Common Appでは20校までしか出願できませんが、その他にも様々な出願法があるので出願できる大学は無限です!