受賞歴に求められているコト
先日の課外活動についてまとめた記事に続き、今日は受賞歴についてです。
受賞歴についての簡単な説明した上で”大学側が受賞歴に求めていること”を述べています。
記事の最後にはおすすめの活動も紹介しているので、ぜひ目を通してくださいね!
受賞歴について
受賞歴とは共通願書のセクションの一つです。英語ではHonorsですね。
この欄には高校3年間(場合によっては中学3年生から高校3年生まで)で獲得した賞を最大5つまで書きます。
気をつけてほしいのはここにはアカデミックな受賞歴しか書けないということです。
ボランティアや芸術、スポーツで獲得した賞は対象にならないので注意してくださいね
大学側が受賞歴に求めているコト
課外活動では大学側は受験者それぞれの時間の使い方や努力を重要視しています。
課外活動は”質より量”の視点で評価されるんです。
週一時間の独創的でオリジナルな活動よりも、週20時間のディベートが評価されるんですね!
対照的に受賞歴では結果をみているので、”量より質”という視点で評価されます。
だからこそ、日本ではそこそこの知名度があるものの海外では知られていない大会などで優勝よりも、知名度の高い大会に”出場しただけ”の受験生のほうが高い評価を受けやすいんです。
例えると、何時間もかけ何回も添削し努力をした税についての作文コンクール優勝を狙うならば、数学オリンピックに勉強せずに臨んで見事敗退する方が評価されてしまいます。
課外活動についてまとめた記事でも書きましたが、課外活動や受賞歴という早めに行動しなければいけない活動系のものはなるべく効率的に時間をかけずに行動し、余った時間を研究室など他人と差が大きくつけられる活動に回しましょう。
課外活動・受賞歴を制するものは受験を制します。
そして、受賞歴に一番求められるコトとは知名度です。
おすすめの賞
科学オリンピック
数学オリンピック、物理オリンピック、、、とたくさんあります。
受験するだけでSemi-Finalistという肩書が得られるので、いいですね。
おすすめなのは数学オリンピックと物理・化学・生物オリンピックですが、他にもたくさんあります。
ただ上記4つと情報オリンピック以外は知名度が低く、いい成績(本選出場など)をとってもあまり評価されないのが現実なのは抑えといてください。(大学で専攻を希望する学科の内容と深く関係するオリンピックは例外です)
特に Semi-FinalistもFinalistもMedalistもさほど違いがないという間違った実感を持っている入試官が多いので、余裕で金メダル獲得が望めない場合は潔く諦めてその他の課外活動やスコア系に労力を注ぐことをおすすめします。
理系学部を志望する人は、受賞歴の1つ以上は科学オリンピック出場で占めましょう。
何を受ければいいのか分からない人は数学オリンピックで大丈夫です!
ディベート、スピーチコンテスト、弁論大会など
たくさん大会があると思いますが、市町村の名前がついているものを優先して選ぶと難易度が高そうに見えます。名前マジックというやつですね笑笑
〇〇県〇〇大会、〇〇市〇〇大会、〇〇区〇〇大会、、などなど
英語、日本語はあまり気にしなくて大丈夫ですが、TOEFLのスコアが100以下の人は英語の大会歴が一つでもあると英語力をカバーできるのでお勧めです。
受賞歴の2つ以上はこういった大会での成績で占められるとベストですね
科学オリンピックと一緒で出場しただけで立派な肩書が得られるので、積極的にチャレンジしていきましょう!
個人競技(スピーチなど)とチーム競技を混ぜることで、自分の弁論のスキルも協調性も同時にアピールすることができます。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです!
米国大受験は時間の使い方と情報量が大きく合格に結びつくので、課外活動や受賞歴は注意深く攻略してほしいところ!
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