ハーバードに受かるには?という質問にハーバード生が真面目に答えてみた

今日は私が一週間に必ず一回以上聞かれる質問、「ハーバードに受かるには?」という質問に答えてみます。

 

 

ハーバードの入試

時々「ハーバードの偏差値は?」と聞いてくる方がいるのですが、ハーバードの入試はテスト方式ではなく、共通願書と呼ばれるポートフォリオを出すだけ。

日本のAO入試をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

共通願書の書き方は別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

共通願書には、出願者の人種や宗教、家族構成や滞在歴といった文化的背景、TOEFLや高校時代の評定平均といったスコア系、推薦状、出願者が過去3年間でやってきた課外活動歴や受賞歴など出願者の全てを書き込んでいきます。

この共通願書で、ハーバードが求めている人物像に自分をどこまで重ね合わせられるかが合否を分けます。

 

ハーバードが求めている生徒

「ハーバードはどんな生徒を求めているんですか?」これもよく聞かれます。

単刀直入にいうと、ハーバードが求めているのは「世界に変化を起こす人」です。

すると大体次の質問が返ってきます:「起業とかするってことですか?」という人もいれば、「新しい数学の定理を作るとか?」と聞いてきた人もいます。

両方とも微妙に正解で、微妙に不正解です。

「世界に変化を起こす」というフレーズが意味するのは、創造性のある人を求めているということです。

人にとっての「変化」や「改革」はそれぞれ違っており、ハーバードもそれを知っています。

大半のサラリーマンは先日のABC予想のニュースに無関心でしたが、数学が好きな人にとっては重要で興味深いニュースであったことでしょう。

ハーバードが真に求めている生徒とは、それぞれの分野の第一線で活躍しうるポテンシャルを持っている人です。

そのポテンシャルを探るために、ハーバードの入試官は入試局に殺到する何万もの願書全てに目を通しています。

 

どうやって自分のポテンシャルを証明するか

まず、ポテンシャルとは何でしょう?

ポテンシャルとは潜在的能力、可能性として持っている力です。

つまり、「変化を起こした」ことを見せるよりも「変化を起こす実力」を見せるべきということです。

ハーバードはあくまでも学術的な追求を目的に運営をしている組織ですよね。

つまり、アカデミックな分野での「変化」を起こすポテンシャルを示さなければなりません。

 

GPAは絶対に70%(3.5)以上、TOEFLやSATでも80%以上の得点率を狙うだけでは甘いです。

そのTOEFLとSATは受験直前に受けた少ない受験回数(最大2回まで)で残した高得点でないといけません。

逆に、高校2年生(アメリカ的には受験する年の9月まで)からテストを受けているような人の高得点は自分がバカだと証明しているようなものです。やめましょう。

 

次に、ディベートやスピーチのスキルは必須です。

第一線で活躍する人たちは「チームワーク」を重視します。

コミュニケーション能力を証明するために、こういった弁論大会系に2回以上は必ず出場するようにしましょう。

 

プログラミングにも取り組みましょう。

マーケティングにロケットの開発に選挙のキャンペーンに…これからの技術にはAIが大きく関わってきます。

AIは文章力と同じように捉えると分かりやすいかもしれません。

文章力がないとどの世界でも成功するのは難しいのと同じで、プログラミングのスキルは第一線での活躍では必須です。

パイソン、HTML、C言語などを学びましょう。

 

他にもおすすめする課外活動はたくさんあります。

課外活動のコツは別の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

受賞歴も重要なので、受賞歴についての記事も読んでおくといいかもしれません。

 

最後に

今日は「ハーバードに入るには?」という質問に真面目に答えてみました。

みなさんの参考になれば何よりです。

 

質問はTwitterから常時受け付けているので是非!

 

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